中級者位になってくると
ダブルスでファーストを任されることが多くなってくるかと思います。
でもどう指示したらいいのか、セカンドのためにどう打てばいいのか、こんな悩みがでてくると思います
今回はここら辺についての話です。
基本的にこうだという解決策はありません・・・。
その理由は相手ペアにもよるし、何よりペアの方によって大きく戦略が異なっていくからです。
でも僕がファーストをやらせてもらう時に必ず意識していることは
勝ったらセカンドの御蔭。負けたらファーストのせい。これを常に頭に置いて戦っています。
これは
ダーツを始めたばかりでセカンドをやることが多かった時に、ファーストの方に言われた事なんですが凄く真理を語っている言葉のように思えます。
説明すると基本ファーストの方がセカンドよりもレーティングが上のことが多いですよね?
例えばライブレーティングで1stが12、2stが6のペアだったとします。
この時勝てるパターンとしては、
1・お互いがいつもどおり打てて勝てる
2・どちらか片方がツボにハマってバカうちして勝てる
3・相手が調子を出せずに拾い勝ちする。
逆に負けるパターンとしては
1・お互い打てなくて負ける
2・どちらか片方が調子が悪く負ける
3・相手が普段以上の力を出し負ける。
こんなパターンが多いかと思います。
この時勝つために、また負けないために必要なのはいつもどおりの力を出す事。
そしてそれが行いやすいのは1stのはずです。
2stのRt6というのはまだまだ不安定な状態です。時にRt2位のスタッツを打つこともあります。また逆にRt10以上のスタッツをたたき出すこともあります。
このため2stがバカうちして勝つだとか、相手の2stにバカうちされて負けるなんてことがよくあるはずです。
なので勝ったときは2stの御蔭となる場合が多いのです。
逆に負けるときは1stが力を出せずに終わってしまうなんてことがよくあります。
トーナメントなどではペアレーティングで戦うため1stの持つ数字が大きいです。
このペアだと12と6で18です。
2stが調子悪くてレーティング1のスタッツでも-5ですが、1stが調子悪くてレーティング6のスタッツを打てば-6です。
レーティングが上な分、下げ幅も大きいです。逆に2stは上げ幅が大きいです。
なので1sはいつもどおりのちからで打つこと、2stは打てないことを気にさせずにのびのび打たせてやること。
この心がけが良い結果を生むのではないかと思います。
後は指示の出し方です。
これは一概にいえないので、ペアの性格や心理状況をよくよんで行うことを心がけていくしかないと思います。
でもあえて一つ言うなら大きく狙わせてあげること。ですかね
例えばクリケットで19を狙いたい時に16~17の間に入ればOK!などペアのレベルによってですが、気持ちを楽にさせてあげること、楽しませてあげることが大事だと思います。
あとペアに過度の期待をしない。
これはペアを信用するなということではなくて、ペアが入らなくても自分が入れたらいいんだ!と、いうくらいの余裕をもっていることでそれがペアにも伝わり楽に投げさてあげるという結果に繋がります。
ざっとですがこんな感じでしょうか
基本的に個人競技の
ダーツですが、
ダブルスって面白いですよね!買った時の快感はシングルでのそれより上に感じます。また負けた時の悔しさは何とも言えない物があります。
僕はプロになって
ダブルスで試合をすることが減ってしまい、ハウスやリーグでしか
ダブルス戦を行うことがほとんどなくなってしまいましたが、
ダブルスで優勝や入賞を果たした時の記憶は色濃く残っています。
簡単にはいかないし、お互いの相性や一人でなんとかできるわけでもない難しさがあるからこそ、達成感はまた格別な物になると思います。
ぜひ何か参考になる部分があれば参考にしていただいてその達成感を味わってもらえたらと思います。
今回の重要なポイントは
1・勝ったらセカンドの御蔭、負けたらファーストのせい
2・セカンドを楽に投げさせる事を考える
3・セカンドに過度の期待をしない
4・自分がセカンドだったらと相手の立場にたって考えてみる
こんな所です。
今回はファースト目線の記事でしたが機会があればセカンド目線の記事も書いてみたいと思います。
いつもながら長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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それではまた次回~!!!!
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